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模型、電子回路、食事をつくるは「作る」、自動車、船をつくるは「造る」です。化学は電子機器や自動車のもととなる材料を分子のレベルで「創る」科学・技術です。例えば、皆さんに身近な携帯電話は化学の固まりです。ボディにはプラスチック、表示板には液晶が使われ、電話が働くためのエネルギーは電池から供給され、頭脳となるICには各種の化学材料が使われています。 |
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21世紀の科学・技術におけるキーワードは材料・エネルギー・環境でしょう。最新の電子機器の出現は新しい材料の開発が決め手です。また、太陽エネルギーを電気エネルギーや熱エネルギーに効率よく変えることも、新材料の開発にかかっています。また、私たちの地球をクリーンにするうえでも化学技術が主役になることでしょう。 |
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桃の花が咲くという現象を考えてみましょう。花が咲くという現象は明らかに生物現象です。ではどうして春になれば、花が咲くのでしょうか?それは太陽光と炭酸ガスから葉緑素という触媒により、花を開かせるための物質とエネルギーが生まれるという化学現象が植物の中で起こるからです。果物の実を沢山つけさせたり、実る時期を調節したり、果実を害虫から守ったりするのにも化学物質が役立っています。 |
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